おんな城主直虎 第22話
虎 対 龍というより鶴 対 龍な回でしたね。
さて徒然と感想を書き綴っていきます。
龍雲丸の男っぷりが光ってた。
新しい男を井伊谷に連れ込んでガチ切れな政次にも全く怯えず、皮肉にも皮肉で返す頭の良さ。脳筋井伊谷には重要な戦力ですねー。貴種であることも明らかになり、過去エピソードに期待です。
そしてキラキラSEからのあすなろ抱き。男に耐性のない直虎ちゃんが「うわーー!!」ってなってるだけかと思えば「細っこかったな」って、龍雲丸さんもまんざらではないご様子ではないですか。このセリフを聞いた瞬間、乙女ゲーム直虎 龍雲丸ルート解禁の音が聞こえました。壁はあれど互いに想いはある様子、これからどうなっていくのでしょうか。
そして対象的に不憫を極め美しく輝く政次よ…。
直虎の特別ではないけど一番であった政次が、龍雲丸の登場によってその地位が崩れていくのが見えてしまったわけですね。その片鱗を感じたからこそ、あんな綺麗な足ドンをかけてしまったわけですが。しかしまあ大人気なく拗ねましたなあ…。
とか思ってたらあの飲み会。それこそSEが聞こえて来そうなキラキラ笑顔の直虎。
横を見てーー!!!と言いたかった。画面の向こう側に。
直親に抱いていたものと似た好意が、政次には完全に見えてしまった瞬間。好きな人だから、ずっと見ていたからわかってしまう。相当政次には堪えたんでしょう。一言も発さず場を後にする。
そして稀代の不憫的名セリフ「くだらんぞ、但馬」
いや、くだらないんですよ。井伊谷を、おとわを、守るためには嫉妬とかしてる場合じゃないわけで。でもその感情をくだらないって片付けて、政次は本当にいいの?「但馬」に出張って来た「政次」を押し込めて、それで幸せなの?と問いかけたい。
恐らく彼の中では、自分の想いを押し殺すことが「最良ではないが最善」なんだろうな。全てを叶えることはできないから。
今回の政次をもっと深く考察すると日常生活に影響が出そうだからここで打ち止め。
物語の感想としては…
「外の人入れたら色々問題起こって、こんなの今までなかったし外の人入れたからじゃないー?」「いやいや呼ばれてきたのになんでこっちのせい?」って、現代でもあるあるな問題だなと。本当にこの人の脚本ってえぐい。人間トラブルに古今はないのですねー。小さな井伊谷に起こる小さくとも大きな問題の数々に対処して城主レベルを上げる直虎。ここで上げておかないとねー……武田の足音が……
前回の話から思っていたけど、直虎って基本的に性善説なんですよ。だから、本当はお互い良い人なのにわかってないから疑念が生まれるって思ってる。それゆえ共通の敵と飲み会でお互い知ったら解決するじゃん!?というアイデア。
戦国の世においては相当甘ちゃんな考え方なんだけど、今回はそれが相当プラスに生きた模様。
次回予告には嫌な予感。その咳はなんですか!?これ以上不憫を極められると色々といい意味で辛いのですが。頑張る。